天窓の進化した形、LED照明の次の時代の第5世代の照明は自然光、「太陽の光」を引っ張り込むスカイライトチューブです。
そして、明るくなった部屋にいると気持ちまで明るくなっていることに気づき、思わず笑顔になります。
明るい笑顔を明るくなった部屋と一緒にお届けします。
スカイライトチューブが運んでくる自然光は、フルスペクトルのあかり。
その証拠に、スカイライトチューブで明るくなった部屋には、壁に虹がかかります。
それだけ見てても飽きません。
自然の魅力ですね。
太陽の光は自然の恵みの代表です。地球上にいるすべての生き物がその恩恵に
預かっています。
だから、「木・土・水・火」といった自然由来のものと相性がいい。
自然が多く残る場所では、太陽があるとさらに気持ちがいいのは
この親和性のせいもあるのでしょうね。
現在、西伊豆の古民家再生中のお宅もまさに自然の恵みを感じるお宅です。
以前、このお宅に行くまでをご案内しましたが、
その後、このお宅のリノベーションを手がけるスカチューマンの仲間「山田建築さん」が
「スカチューをつけた部屋が完成したから見に来いよ。」というお誘いを頂いたので
先日、行ってきました。
到着すると、ちょうど3時の休憩時間。
みんな、風が吹き抜けて気持ちのいい、玄関を入った正面の部屋にいました。
スカイライトチューブが明るくしてくれた部屋はダイニングとして使う部屋になるそうです。
こんな感じに仕上がりました。
スカイライトチューブが明るくしてくれた部屋はダイニングとして使う部屋になるそうです。
こんな感じに仕上がりました。
天井と壁に無垢の板を貼り、まるで森の中にいるようです。
その天井には2本の太い梁。
これから、他の梁のように歴史を刻んでいきます。
その梁の間から、スカイライトチューブが運んできた柔らかい自然光が
このダイニングを包みます。
「藤井さん、いいわよー。お盆の間、寝てみたの。朝眩しくて起きちゃうかもと心配したけど
全然、そんなことなかったわー。」
と、私が以前、試しに実験してみたことを、お客様も実験されていました。
「この部屋にテーブルを持ってきて椅子で生活しようと思ったけど
木の床に直に座ったほうが気持ちがいいから、テーブルと椅子はやめようと思って。」
ひんやりとした無垢の床の感じがいいそうです。
外の温度は30度ありましたが、軒の深いこの宅では、川を吹き渡る風が家の中を通り抜け
体の表面の熱を奪って行ってくれます。自然と汗が引いていきます。
ゴーヤの緑のカーテンも効果的で、西日をしっかりと防いでくれて、
部屋の中にいる人の目も楽しませてくれます。
家の形と住む人の意識で、昔の日本家屋は夏を涼しく過ごすことが
できるようになってたんですね。
玄関を入った部屋は、そのせいもあって少し暗い感じがします。やっぱり電気つけたくなっちゃいます。
谷崎潤一郎が書いた「陰翳礼讃」には、日本の伝統的な住宅は大きな屋根が特徴で
その下には暗闇が広がっているのが日本独特の美意識であると書かれています。
「もし日本座敷を一つの墨絵に喩えるなら、障子は墨色の最も淡い部分であり、
床の間はもっとも濃い部分である。私は、数奇を凝らした日本座敷の床の間を見る毎に
いかに日本人が陰影の秘密を理解し、光と蔭との使い分けに巧妙であるかに感嘆する・・・」
「陰翳礼讃」の言葉を思い出すのです。谷崎潤一郎の美意識とも合う明かりだと思うのです。
古民家の暗すぎるダイニングキッチンの問題点を、自然光を取り込んでも暑くしないという
特徴を持つスカイライトチューブは見事に解決してくれました。
完成が楽しみですね。
その時は、もう寒くなっている時かもしれませんね。