CO2削減へのコラボ。再生バッテリーと太陽光発電とスカイライトチューブと自動車と。

世の中にはいるものですねー。
面白い人が。しかも静岡に。

再生バッテリーを世の中に広めることに熱き思いを傾ける
iTE東海の浅場社長。

この嬉しそうな顔。「変な人」特有のいい顔です。

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ありがたいご縁で、浅場社長のお話を聞きに行ってきました。

そもそも電気は苦手な分野ですが、
浅羽社長の話を質問で中断させつつお話を聞いていくと
とても素晴らしいことであるとことがわかってきました。

この記事ご覧になった方はいらっしゃいますか?
去年2013年3月15日の静岡新聞に掲載された記事です。

タイトルは「劣化バッテリー再生

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私もたまにやるのですが、車の室内灯やヘッドライトをつけっぱなしにして
バッテリーが上がってエンジンが掛からなくなったことありません?

ありがちですよねー。

行きつけの車屋さんやJAFを呼んで一応、その場では車を動かせるようには
対処してくれるんですが、必ず

「一度あがったバッテリーは、すぐにまたあがちゃうかもしれないので変えたほうがいい。」

とアドバイスされます。そう言われると、またいつトラブルになるかもしれないからと思い、

「じゃ、今度行くから交換してよ。」と頼んじゃいます。

結構これって普通によくありそうな感じですよね。

今までは、それでバッテリーに関してはおしまい。

でも、浅羽さんに教えていただいたのは、バッテリーのその後の話

普通の車のバッテリーは「鉛バッテリー」です。

その廃棄されたバッテリーは、解体屋さんや産廃屋さんのもとで捨てられることに。
鉛の価値が高ければ、鉛を取り出して利用されるようですが、その市場価値が低い時は
そのまま地中に埋められてしまうそうです。土壌汚染で問題になったりもしますよねー。

その、もう寿命だと思われるバッテリーを
浅羽さんたちのグループは再生する技術を開発されているようです。

ということで、あがったバッテリーも再生させれば10年の寿命まで持つそうです。
すごいですよねー。

今は、フォークリフトなどの再生が主体で、一般の自家用車までは手がまわらないそうです。
一般の自動車が、バッテリーを再生することが出来て寿命を延ばすことができたら
これは大変なCO2削減につながりますよね。

中古車やさんがサービスの一つに取り組んでくれたらいいのになー。
と、思います。「エコな車屋さん」と評判になると思います。

バッテリーが劣化してしまう理屈がわかればとても簡単なことで
要は、「サルフェーション」という現象が起こり、それを「アクティベーター」で
その現象をなくしてしまえばいいだけなことなんです。

大型のバッテリーでこの対応ができると、いよいよ住宅に安価な蓄電池として使うことができるようになります。

太陽光発電で昼間発電して余った電気は、この再生バッテリーで蓄電して
夜は蓄電した電力を使うようにすれば、電力会社から買う電力もかなり減らすことができます。
太陽光発電の真価を発揮する時代がいよいよきます。

あまり使わない家庭では、いよいよ電力は自給できる時代になりそうです。
環境活動家の「田中優」さんの自宅では浅羽さんの蓄電池で電力は自給自足しているそうです、

さらに昼間の照明はスカイライトチューブを使ってあげれば、その分は蓄電に回すことができます。
照明はタダの時代、そして電気はタダの時代になっちゃいますね。

太陽光発電は、今や「お金を生み出すマシーン」としての機能が一番になって本来の意味が少し薄れてきているような感じです。

本来、、たくさん付けられるご家庭は自家消費に回せればそれが一番ですよね。
再生バッテリーが太陽光発電本来の意味を取り戻せせてくれるきっかけになるかもしれません。問題は、鉛バッテリーはリチウムイオンバッテリーよりも大きくて重いということもありスペースが必要ということ。
住宅で使うことになれば長期間になるので、最終的にどれくらい持つのか。
まあ、それは太陽光パネルでも同じ問題かもしれませんが。
それから、やはりその処理方法も気になるところです。ということで、いろいろと疑問が沸いてくるので、まずは勉強会を開いて
もう少し浅場さんに質問をぶつける機会を作りたいと思います。

「電力は自給の時代へ」

建築業界と中古車業界、そして環境問題に関心の有る市民の方、そして太陽光発電のユーザーさん
などなどに是非知ってもらいたい技術なので参加を呼びかけたいと思います。

ご興味のある方是非コメントください。